シクリッドの本
魚の形を考える
松浦啓一・編著
東海大学出版会 2005 ISBN4-486-01674-2 286ページ
第8章「形態による分岐図は何を表す?ータンガニイカ湖産シクリッドを例に(高橋鉄美)」
DNA配列ではなく魚の形に基づく系統解析。DNAから離れた生物学を堂々と研究できる機関が少なくなってきた昨今、ソフトな生物学の伝統をもつ京大理学部らしい研究。
シリーズ地球共生系6 タンガニイカ湖の魚たち—多様性の謎を探る
監修・川那部浩哉、堀道夫・編
平凡社 1993 ISBN4-582-50026-9 288ページ
文部省科学研究補助金・重点領域研究「地球共生系:多様な生物の共存を促進する相互作用機構」から刊行。タンガニイカ・シクリッド生態研究の成果。
魚類の繁殖戦略2
桑村哲生・中島康裕・共編
海游舎 1997 ISBN4-905930-72-3 198ページ
第5章(p126-156)「シクリッドの子育て—母性の由来(桑村哲生)」がタンガニイカ・シクリッドの内容。保育様式・配偶システムの魚種別一覧表あり。
ダーウィンの箱庭 ヴィクトリア湖
ティス・ゴールドシュミット・著、丸武志・訳
草思社 1999 ISBN4-7942-0886-3 358ページ
オランダ人研究者による現地研究現場の実情と考察。
魚が語る地球の歴史
多紀保彦・著
技術堂出版 1993 ISBN4-7655-0224-4 154ページ
大陸移動と淡水魚の種分化・地理的分布の関係という時空を超えた壮大なロマン。シクリッドの記述は殆どありません。